上棟祭 伝統踏まえ賑々しく

joto1-586joto2-400越前陶芸村に建設している越前古窯拠点施設の中にある茶室「天心庵」の上棟祭が9月13日斎行されました。

先月10日に行われた施設本体の上棟祭に続くものです。

茶室は京都伝統建築技術協会(中村昌生理事長)が設計管理する、伝統的な京風数奇屋造り。

上棟祭では、宮司が祝詞を奏上した後、工匠たちが天井の梁に昇り、匠頭の「千歳棟(せんざいとう)」「万歳棟(まんざいとう)」「永永棟(えいえいとう)」の掛け声に合わせ、力強く棟木を打ち込みました。

引き続き、工匠により茶室中央の囲炉裏上の梁に棟札が取り付けられました。

祭は伝統を踏まえながらも賑々しい雰囲気の中で行われ、参列した関係者は茶室の無事な完成と建築工事の安全を祈っていました。

越前古窯拠点施設は、越前焼研究の功労者・水野九右衛門氏(故人)の旧宅を復元し、膨大な越前焼コレクションを展示する施設。

茶室「天心庵」は越前焼とともに茶道文化を発信しようというもので、いずれも来年春の完成予定です。

2016年9月14日